テニスにおいて、スピンは武器となる。しかし、スピン性能を追求すると、打感が犠牲になりがちだ。そんな悩みを抱えるプレイヤーに朗報だ。トアルソン ライブワイヤーは、スピン性能と打感を両立した次世代ガットとして注目を集めている。
今回、実際にライブワイヤーを試打する機会を得た。果たして、その評判は本当なのか?
ライブワイヤーの概要
ライブワイヤーは、ナイロンマルチフィラメントストリングだ。独自の「ログファイバー構造」と「熱放射線処理」により、高い反発力とスピン性能を実現している。
ゲージは125mmと130mmの2種類があり、価格は比較的求めやすい設定だ。
ライブワイヤーを実際に打ってみた感想
まず感じたのは、想像以上に柔らかい打感だ。ナイロンマルチとは思えないほど、ボールの衝撃を吸収してくれる。そのため、長時間打っていても腕や肘への負担が少なく、快適にプレーを続けることができた。
スピン性能に関しては、評判通り非常に優秀だ。特に、スライス系のショットが驚くほどよく曲がる。サーブでも、強烈なスピンをかけることができた。
一方、反発力に関しては、やや物足りないと感じる人もいるかもしれない。個人的には、もう少し弾力性があった方が好みだ。
ライブワイヤーの長所、メリット
- 非常に柔らかい打感
- 優れたスピン性能
- 比較的求めやすい価格
ライブワイヤーの短所、デメリット
- 反発力がやや弱い
ライブワイヤーと他のガットの比較
- バボラ RPMブラスト:スピン性能はライブワイヤーの方が優れているが、打感はRPMブラストの方が硬い。
- ルキシロン ナチュラルガット:打感はライブワイヤーの方が柔らかいが、スピン性能はナチュラルガットの方が劣る。
ライブワイヤーに合うラケット
- スピン性能を活かしたいラケット
- 柔らかい打感を求めるラケット
ライブワイヤーをおすすめしたいプレーヤー
- スピンにこだわるプレイヤー
- 肘や腕への負担を軽減したいプレイヤー
まとめ
トアルソン ライブワイヤーは、スピン性能と打感の両立を実現した次世代ガットだ。柔らかい打感と優れたスピン性能を求めるプレイヤーにおすすめしたい。
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