ストリングメーカーとして名高いテクニファイバーが手掛けるTF-X1 v2 285。前作からさらに進化を遂げ、「テクニカルパワーラケット」の名にふさわしい性能を備えたという噂を聞きつけ、実際に試打してきました。ハードヒッターでありながら、繊細なショットも操りたいという欲張りな私は、このラケットに大きな期待を寄せていました。果たして、その期待に応えてくれるラケットだったのか? 徹底レビューをお届けします。
TF-X1 v2 285のスペック
- フェイスサイズ:100平方インチ
- 重量:285g
- バランス:330mm
- フレーム厚:24.5-25.5-25
- ストリングパターン:16×19
- ラケット長:27インチ
打ってみた感想
打感・タッチ
打感は非常にソリッドで、ボールをしっかりと捉えた感覚が伝わってきます。フレームの剛性が高いため、ボールの飛びを抑え、コントロールしやすい印象です。
反発、飛び
反発力は控えめで、ボールは勝手に飛びません。しかし、しっかりとスイングすれば、パワフルなショットを打つことも可能です。
スピン
スピン性能は高く、ボールに強烈な回転をかけることができます。特に、スライスやドロップショットなどのコントロールショットが非常に効果的でした。
ストローク
ストロークは、フラット系のショットが非常に安定していました。ボールの軌道が低く、相手コートに深く沈めることが可能です。スピン系のショットも、しっかりと回転をかけることができ、相手を翻弄することができます。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
ボレーは、フレームの剛性が高いおかげで、非常に安定していました。スマッシュは、しっかりと振り抜けば、強烈なショットを打つことができます。ネットプレーは、ラケットの操作性が高いため、思い通りの場所にボールをコントロールすることができます。
サーブ
サーブは、フラット系のサーブが非常に安定していました。ボールの軌道が低く、相手のリターンを難しくすることができます。スピン系のサーブも、しっかりと回転をかけることができ、エースを狙うことができます。
操作性、振り抜き
操作性は非常に高く、思い通りの場所にラケットを動かすことができます。振り抜きも良好で、スイングスピードを上げやすい印象です。
長所、メリット
- コントロール性に優れている
- スピン性能が高い
- 操作性が高い
- 振り抜きが良い
短所、デメリット
- 反発力が控えめ
- ハードヒットター向け
同メーカーのラケットとの比較
TF-X1 v2 300
TF-X1 v2 300は、TF-X1 v2 285よりも重量が重く、パワーがより大きいモデルです。よりハードな打球感を求めるプレーヤーにおすすめです。
他社のライバルラケットとの比較
バボラ ピュアアエロ
バボラ ピュアアエロは、TF-X1 v2 285よりも反発力が高く、スピン性能も高いモデルです。より攻撃的なプレーヤーにおすすめです。
ウィルソン ウルトラ
ウィルソン ウルトラは、TF-X1 v2 285よりもパワーが大きいモデルです。初心者から中級者におすすめです。
おすすめストリング
テクニファイバー TGV
テクニファイバー TGVは、柔らかいナイロンマルチストリングです。楽にボールを返したい方におすすめです。
バボラ RPM ブラスト
バボラ RPM ブラストは、コントロール性能とスピン性能を高めることができるポリエステルストリングです。コントロール重視のプレーヤーにおすすめです。
おすすめプレーヤー
- ハードヒッター
- コントロール重視のプレーヤー
- スピンを武器とするプレーヤー
まとめ
テクニファイバー TF-X1 v2 285は、コントロール性、スピン性能、操作性、振り抜きに優れ、ハードヒッターでありながら、繊細なショットも操りたいという欲張りなプレーヤーにおすすめのラケットです。
ただし、反発力が控えめなので、楽にボールを飛ばしたいという方には不向きかもしれません。
試打レビューを参考に、自分に合ったラケットを見つけてください。
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