かつて、テニス界を席巻した「EXTREME」シリーズ。その最新モデルとなる「EXTREME MP」は、強烈なスピン性能とパワフルな打球感を受け継ぎながら、更なる進化を遂げた。
今回のレビューでは、実際にHEAD EXTREME MPを試打した感想をお届けします。
HEAD EXTREME MPのスペック
- 重量:300g
- フレーム厚:23-26-21mm
- フェイスサイズ:100平方インチ
- バランス:320mm
- ストリングパターン:16×19
- レングス:27インチ
HEAD EXTREME MPを実際に打ってみた感想
打感・タッチ
打感は、EXTREMEシリーズらしい弾力性とソリッド感が融合した独特な感覚。ボールをしっかりと捉えた感触と、心地よい打球音が気持ち良い。
反発、飛び
300gの重量を感じさせないほどの反発力で、ボールを力強く押し出す。特に、スピンをかけたボールは、強烈な勢いで相手コートへ飛び込む。
スピン
スピン性能は、まさに「EXTREME」の名にふさわしい。独特なフレーム形状とストリングパターンにより、意図せずとも強烈なスピンがかかる。
ストローク
スピンとパワーを活かした攻撃的なストロークが持ち味。特に、ベースラインからのライジングショットは、相手にとって脅威となるだろう。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
軽量な操作性と反発力を活かした、素早い動きと鋭いショットが繰り出せる。
サーブ
フラットサーブは威力抜群。スピンサーブは、曲がりとキレが加わり、相手を翻弄する。
操作性、振り抜き
300gの重量ながら、振り抜きは非常に良い。
HEAD EXTREME MPの長所、メリット
- 強烈なスピン性能
- パワフルな打球感
- 優れた操作性
- 振り抜きが良い
HEAD EXTREME MPの短所、デメリット
- フラット系ハードヒッターには飛びすぎる
- スイング軌道が安定していないと、コントロールが難しい
HEAD EXTREME MPと同メーカーのラケットとの比較
– SPEED MP
SPEED MPは、EXTREME MPよりも軽量で扱いやすい。スピン性能は劣るが、コントロール性に優れている。
– GRAVITY MP
GRAVITY MPは、EXTREME MPよりも重量があり、安定感のあるラケット。パワーとコントロールのバランスが良い。
HEAD EXTREME MPと他社のライバルラケットとの比較
– WILSON BLADE 98 V8
BLADE 98 V8は、EXTREME MPよりもコントロール性に優れている。スピン性能は劣るが、精密なショットが打てる。
– BABOLAT PURE AERO
PURE AEROは、EXTREME MPよりも軽量で扱いやすい。スピン性能は互角だが、操作性に優れている。
HEAD EXTREME MPに合うストリング、ガット
ソリンコ ハイパーG
スピン性能を最大限に活かしたい場合は、ソリンコ ハイパーGがおすすめ。
ヘッド ホークタッチ
快適な打感と操作性を求める場合は、ホークタッチがおすすめ。
HEAD EXTREME MPをおすすめしたいプレーヤー
- 強烈なスピンで相手を圧倒したいプレーヤー
- パワフルなストロークを武器とするプレーヤー
- 操作性に優れたラケットを求めるプレーヤー
まとめ
HEAD EXTREME MPは、スピン性能とパワーを兼ね備えた、まさに「過激な武器」と言えるラケット。スピンに自信があり、攻撃的なプレーを好むプレーヤーにおすすめしたい。
※このレビューは、あくまで個人の感想に基づいています。
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