今回ご紹介するのは、伝統と革新が融合した「ヘッド PRESTIGE PRO」。黄金時代の名機を現代に蘇らせたというこのラケット、実際に打ってみた感想を正直にレビューしていきます。
ヘッド PRESTIGE PROのスペック
- フェイスサイズ:98平方インチ
- 重量:320g
- バランス:310mm
- フレーム厚:20mm
- ストリングパターン:18×20
スペックを見る限り、黄金時代のプレステージシリーズを踏襲した、中上級者向けの仕様。重量320gとしっかりとした重さがあります。
打感・タッチ
まず感じたのは、独特の打感。ボールをしっかりと捉えた感覚があり、打球後の余韻が心地よい。まるで、ラケットとボールが一体化するような感覚です。
反発、飛び
重量があるため、楽にボールを飛ばすことはできません。しかし、スイング軌道が安定すれば、しっかりとボールを潰して強いスピンをかけることができます。
スピン
ハードヒットしたときのスピン性能に優れています。特に、スライスやドロップショットなどのコントロールショットが格段に打ちやすくなりました。
ストローク
ストロークでは、ボールの軌道が安定し、深いボールを打つことができます。また、スピンをかけることで、相手コートにボールを押し込むことも容易になりました。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
重量があるため、ボレーやスマッシュは少し扱いにくい印象です。しかし、慣れればしっかりと体重移動することで、威力のあるショットを打つことができます。
サーブ
サーブでは、ボールにしっかりと体重を乗せることができ、安定したサーブを打つことができます。また、スピンサーブも打ちやすく、エースを狙いやすくなりました。
操作性、振り抜き
重量があるため、操作性は決して良いとは言えません。しかし、スイング軌道が安定すれば、思い通りの場所にボールをコントロールすることができます。
ヘッド PRESTIGE PROの長所、メリット
- 打感・タッチが心地よい
- スピン性能に優れている
- ストロークが安定する
- サーブが安定する
ヘッド PRESTIGE PROの短所、デメリット
- 重量があるため、扱いにくい
- 操作性が良くない
同メーカーのラケットとの比較
- ラジカル MP:より軽量で扱いやすい
- スピード MP:よりパワーのある
他社のライバルラケットとの比較
- ウィルソン ウルトラプロ 16/19:よりパワーがある
- バボラ ピュアドライブ:より飛びがいい
ヘッド PRESTIGE PROに合うストリング
- ナイロン:反発のあるバボラ パワジー
- ポリエステル:打感が軽く柔らかい ポリファイバー TCS
ヘッド PRESTIGE PROをおすすめしたいプレーヤー
- 中上級者
- スピンにこだわりたい
- 打感・タッチを重視したい
まとめ
ヘッド PRESTIGE PROは、伝統と革新が融合した、中上級者向けのラケットです。重量があるため、扱いにくい面もありますが、スピン性能と打感・タッチは格別です。
スピンにこだわりたい、打感・タッチを重視したい中上級者におすすめのラケットです。
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