「もっとスピンをかけたい!」そんなテニス愛好者の願いを叶えるべく、ダンロップから2023年に登場したのがSX 300だ。前作からさらに進化したというこのラケット、実際に試打してその真価を確かめてみた。
SX 300のスペック
- フェイスサイズ:100平方インチ
- 重量:300g
- バランス:320mm
- フレーム厚:23~26mm
- ストリングパターン:16×19
SX 300を実際に打ってみた感想
打感・タッチ
打感は非常にソフトで、ボールをしっかりと捉えた感覚が伝わってくる。前作よりもさらにマイルドになった印象で、手首への負担も軽減されている。
フェイスの食いつきとスロートのしなりを感じた。
反発、飛び
軽量な300gという重量に加え、しっかりとした反発力があるので、楽にボールを飛ばすことができる。しかし、飛びすぎることなく、コントロールも良好だ。
スピン
最大の特徴であるスピン性能は、まさに「驚異的」の一言。ボールに強烈な回転をかけることができ、相手コート深く沈めるショットが打てる。
ストローク
スピン性能の高さに加え、コントロールも良好なので、ストロークは非常に安定する。ベースラインからのラリーはもちろん、攻め込んだショットも思い通りに打てる。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
軽量で取り回しが良いため、ボレーやスマッシュもスムーズに打てる。ネットプレーを得意とする選手にもおすすめだ。
サーブ
スピンサーブはもちろん、フラットサーブも威力満点。サーブエースを狙いやすいラケットだ。
操作性、振り抜き
軽量でバランスが良いので、操作性、振り抜きともに非常に優れている。初心者から上級者まで、幅広いレベルの選手が使いやすいラケットだ。
SX 300の長所、メリット
- 驚異的なスピン性能
- ソフトな打感
- 優れたコントロール
- 軽快な操作性
- 幅広いレベルの選手に対応
SX 300の短所、デメリット
- パワー不足を感じる人もいる
- 300gという重量は、人によっては重く感じる
ダンロップ同メーカーラケットとの比較
SX 300 VS CX 200
CX 200は、SX 300よりも軽量で操作性に優れている。パワーは控えめだが、スピン性能は十分に高い。
SX 300 VS FX 500
FX 500は、SX 300よりもパワーがあり、ハードヒットが得意な選手におすすめ。スピン性能はSX 300ほどではないが、それでも十分な性能を備えている。
他社ライバルラケットとの比較
SX 300 VS バボラ ピュアアエロ
ピュアアエロは、SX 300と同様にスピン性能に特化したラケット。SX 300よりもパワーがあり、さらに強烈なスピンをかけることができる。
ピュアアエロの方が良くも悪くも打感が硬い。
SX 300 VS ウィルソン ウルトラ
ウルトラは、SX 300よりもパワーがあり、スピード感のあるプレーヤーにおすすめ。スピン性能はSX 300ほどではないが、それでも十分な性能を備えている。
SX 300に合うストリング、ガット
- ダンロップ バイト
- バボラ RPM ブラスト
SX 300をおすすめしたいプレーヤー
- スピンを武器にしたいプレーヤー
- コントロール重視のプレーヤー
- 軽量で操作性の良いラケットを求めるプレーヤー
まとめ
ダンロップ SX 300は、驚異的なスピン性能とソフトな打感を兼ね備えた、まさに「スピンモンスター」の名にふさわしいラケット。スピンを武器にしたいプレーヤーはもちろん、コントロール重視のプレーヤーにもおすすめだ。
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