近年、テニスの世界ではスピン性能を重視したボックスフレームのラケットが人気を集めている。そんな中、ダンロップから2024年モデルとして登場したのが「CX 200 ツアー 2024」だ。前モデルからさらに進化したというこのラケットは、果たしてどのような性能なのか? 実際に試打して、その真価を検証してみた。
ダンロップ CX 200 ツアー 2024のスペック
- フェイス面積:95平方インチ
- 重量:310g
- バランス:310mm
- フレーム厚:20.5mm
- ストリングパターン:16×19
ダンロップ CX 200 ツアー 2024を実際に打ってみた感想
打感・タッチ
CX 200 ツアー 2024を初めて手にした時、まず感じたのはその軽量さだった。310gという重量は、同スペックのラケットの中では比較的軽量な部類に入る。実際に打ってみると、その軽量さを活かした軽快な振り抜きを実現していた。
打感は前モデルよりも少し硬めに感じられた。これは、フレームの剛性を高めたことによるものだろう。硬い打感は、ボールにしっかりと力を伝えることができ、パワフルなショットを打つことができる。
反発、飛び
反発性能は控えめに感じる。これは、ボックスフレーム特有の特性である。しかし、しっかりとスイングすれば、ボールは十分な飛びを見せてくれる。
スピン
CX 200 ツアー 2024の最大の特徴は、そのスピン性能だ。ボックスフレームとストリングパターン16×19の組み合わせにより、強烈なスピンをかけることができる。ボールはぐっと沈み、相手コートで大きくバウンドする。
ストローク
ストロークでは、スピン性能の高さのおかげで、安定感のあるショットが打てた。特に、ベースラインからの深いショットは、相手にとって非常に厄介だった。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
軽量なため、ボレーやスマッシュなどのネットプレーも軽快にこなすことができる。また、フレームの剛性が高いので、しっかりとボールを捉えることができ、威力のあるショットを打つことができる。
サーブ
サーブでは、スピンサーブが非常に効果的だった。強烈なスピンがかかったボールは、相手コートで大きく曲がり、リターンを困難にする。
操作性、振り抜き
軽量なため、操作性と振り抜きは非常に良い。スイングスピードが速く、思い通りの場所にボールを打ち分けることができる。
ダンロップ CX 200 ツアー 2024の長所、メリット
- 強烈なスピン性能
- 安定感のあるストローク
- 軽快な操作性と振り抜き
ダンロップ CX 200 ツアー 2024の短所、デメリット
- 硬い打感
- 飛びが控えめ
ダンロップ CX 200 ツアー 2024と同メーカーのラケットとの比較
CX 200
CX 200は、CX 200 ツアー 2024よりも軽量で、さらに操作性に優れたラケット。スピン性能も十分に備えているので、初心者から中級者におすすめ。
CX 400
CX 400は、CX 200 ツアー 2024よりもフェイス面積が広く、よりパワフルなラケット。スピン性能も高く、中級者から上級者におすすめ。
ダンロップ CX 200 ツアー 2024と他社のライバルラケットとの比較
ウィルソン ウルトラ
ウィルソン ウルトラは、CX 200 ツアー 2024と同様にスピン性能に優れたラケット。しかし、打感はよりマイルド。
バボラ ピュアアエロ
バボラ ピュアアエロは、CX 200 ツアー 2024よりも軽量で、さらに操作性に優れたラケット。しかし、スピン性能はCX 200 ツアー 2024の方が高い。
ダンロップ CX 200 ツアー 2024に合うストリング、ガット
ポリガット
スピン性能をさらに高めたい場合は、ポリガットがおすすめ。
マルチフィラメント
打感を柔らかくしたい場合は、マルチフィラメントがおすすめ。
ダンロップ CX 200 ツアー 2024をおすすめしたいプレーヤー
- 安定感のあるストロークを打りたいプレーヤー
- 軽快な操作性と振り抜きを求めるプレーヤー
まとめ
ダンロップ CX 200 ツアー 2024は、強烈なスピン性能と安定感のあるストローク、軽快な操作性と振り抜きを兼ね備えた、非常に完成度の高いラケットです。スピン性能を重視するプレーヤーや、軽快な操作性で攻守バランスの良いプレーを目指すプレーヤーにおすすめです。
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