テニスガットの選び方は、プレースタイルやラケットに合わせて慎重に行いたいものです。しかし、市場にはさまざまな種類や特徴のガットがあふれており、どれを選べばいいか迷ってしまうことも多いでしょう。
そこで今回は、ゴーセンから発売されているポリエステルガットの「Gスピン3」を実際に試打してみました。このガットは、「G-TOUR3」に多角形の形状を追加したもので、スピン性能とホールド感が高いことが特徴です。
この記事では、「Gスピン3」の概要や試打した感想、長所や短所、他のガットとの比較、合うラケットやおすすめしたいプレーヤーなどについて紹介していきます。テニスガット選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ゴーセン Gスピン3の概要
「Gスピン3」は、2020年2月に発売されたポリエステルガットです。ポリエステルガットとは、ポリエステル素材で作られた硬めで耐久性の高いガットで、飛びやすくコントロールしやすいことがメリットです。
「Gスピン3」は、「G-TOUR」シリーズの一つで、「G-TOUR3」に多角形(六角形)の形状を追加したものです。「G-TOUR3」は、「HPPポリエステルモノフィラメント」という素材で作られたガットで、シリコンオイルコーティングが施されています。これにより、反発性能と球離れが良くなります。
「Gスピン3」は、「G-TOUR3」と同じ素材とコーティングを使っていますが、六角形の形状にすることで、ボールをくいつくようにホールドする感覚と、振り抜きの良さが向上しています。また、スピン性能も高くなっており、飛んだボールが深くコートに収まるショットが打てます。
「Gスピン3」は、1.23mm(17GA.)と1.28mm(16LGA.)の2種類のゲージがあります。カラーはブラックとクリムゾンレッドがあります。
定価は12.2m(40FT.)のカット品で3,300円(税込)、220m(722FT.)のロール品で39,600円(税込)です。
ゴーセン Gスピン3を実際に打ってみた感想
まず、打球感についてですが、「Gスピン3」は、モッチリとした柔らかい感触があります。ボールがガットに乗る感じが強く、ホールド感が抜群です。球離れも遅くなく、スナップバックも良いです。スピン系のポリエステルガットとしては、かなりソフトな印象でした。
次に、飛びやすさについてですが、「Gスピン3」は、パワー性能も高く、飛びやすいガットです。しかし、飛びすぎることはありません。スピン性能が高いため、飛んだボールがしっかりと落ちてくれます。コートに収まる安心感があります。
そして、スピン性能についてですが、「Gスピン3」は、名前の通り、スピン性能が高いガットです。六角形の形状とシリコンオイルコーティングの効果で、ボールを掴んで回転をかけることができます。トップスピンやスライスなどの回転系のショットが得意です。バウンド後の高さとスピードによる威力もあります。
最後に、テンション維持や耐久性についてですが、「Gスピン3」は、テンション維持も良好でした。試打した期間中は、テンションの低下や打感の変化を感じませんでした。耐久性については、まだ切れていませんが、六角形の形状やシリコンオイルコーティングの影響で、摩耗やすれ傷が目立ちます。耐久性に不安がある方は、1.28mmの方がおすすめです。
ゴーセン Gスピン3の長所・メリット
「Gスピン3」の長所・メリットは以下の通りです。
- スピン性能とホールド感が高い
- パワー性能も高く、飛びやすい
- コートに収まる安心感がある
- 打球感が柔らかく、手首に優しい
- テンション維持が良好
ゴーセン Gスピン3の短所・デメリット
「Gスピン3」の短所・デメリットは以下の通りです。
- 耐久性にやや不安
- カラーバリエーションが少ない
- フラット系のショットには向かない
ゴーセン Gスピン3と他のガットとの比較
「Gスピン3」と他のガットとの比較をしてみましょう。「G-TOUR3」と「ハイパーG」という2つのポリエステルガットを選びました。
G-TOUR3との比較
「G-TOUR3」は、「Gスピン3」のベースとなったガットで、同じ素材とコーティングを使っていますが、形状が円形です。そのため、「G-TOUR3」は、「Gスピン3」よりも反発性能が高く、球離れが早いです。また、打球感もやや硬めです。
「G-TOUR3」は、飛びやすくコントロールしやすいガットで、スピン性能も悪くありません。しかし、「Gスピン3」に比べると、ホールド感やスピン性能は劣ります。また、打球感も柔らかくないので、手首に負担がかかりやすいです。
「G-TOUR3」は、反発性能やコントロール性能を重視するプレーヤーにおすすめです。また、打球感が硬めであることを好むプレーヤーにも合うでしょう。しかし、ホールド感やスピン性能を求めるプレーヤーには、「Gスピン3」の方がおすすめです。
ハイパーGとの比較
「ハイパーG」は、ソリンコから発売されているポリエステルガットで、四角形の形状をしています。このガットは、スピン性能とコントロール性能が高く、打球感も柔らかいことが特徴です。カラーはメロン味のような緑色で、目立ちます。
「ハイパーG」は、「Gスピン3」と同じく、ボールを掴んで回転をかけることができるガットです。しかし、「ハイパーG」は、「Gスピン3」よりも反発性能が低く、飛びにくいです。また、打球感もややソフトすぎると感じるプレーヤーもいるかもしれません。
「ハイパーG」は、スピン性能やコントロール性能を重視するプレーヤーにおすすめです。また、打球感が柔らかくて手首に優しいことを好むプレーヤーにも合うでしょう。しかし、パワー性能や飛びやすさを求めるプレーヤーには、「Gスピン3」の方がおすすめです。
ゴーセン Gスピン3に合うラケット
「Gスピン3」に合うラケットはどのようなものでしょうか?一般的に、ポリエステルガットは硬めで飛びやすいため、柔らかくて飛びにくいラケットと相性が良いと言われています。逆に、硬くて飛びやすいラケットと組み合わせると、飛びすぎてコントロールが難しくなる可能性があります。
「Gスピン3」は、ポリエステルガットの中でも比較的柔らかくてホールド感が高いため、硬めのラケットとも相性が良いと思います。しかし、飛びやすさやパワー性能も高いため、柔らかめのラケットとも相性が良いと思います。
つまり、「Gスピン3」は、ラケットの硬さに関係なく、幅広く合うガットだと言えます。しかし、個人的には、中厚系のラケットと組み合わせると、バランスが取れて良いと感じました。
例えば、ヨネックスのEZONEシリーズやVCOREシリーズ、ウイルソンのULTRAシリーズやBLADEシリーズなどがおすすめです。
ゴーセン Gスピン3をおすすめしたいプレーヤー
最後に、「Gスピン3」をおすすめしたいプレーヤーについて紹介します。「Gスピン3」は、以下のようなプレーヤーにおすすめです。
- スピン性能とホールド感を重視するプレーヤー
- パワー性能と飛びやすさも求めるプレーヤー
- 打球感が柔らかくて手首に優しいガットを好むプレーヤー
- テンション維持やコストパフォーマンスを気にするプレーヤー
逆に、「Gスピン3」は、以下のようなプレーヤーにはあまりおすすめできません。
- 耐久性を重視するプレーヤー
- カラーバリエーションを豊富に求めるプレーヤー
- フラット系のショットを得意とするプレーヤー
まとめ
以上が、「Gスピン3」を試打したレビュー感想のブログ記事でした。このガットは、スピン性能とホールド感が高く、パワー性能や飛びやすさも兼ね備えたポリエステルガットです。打球感も柔らかくて手首に優しいです。テンション維持やコストパフォーマンスも良好です。
「Gスピン3」は、ラケットの硬さに関係なく、幅広く合うガットです。しかし、中厚系のラケットと組み合わせると、バランスが取れて良いと感じました。「Gスピン3」は、スピン性能とホールド感を重視するプレーヤーや、パワー性能と飛びやすさも求めるプレーヤーにおすすめです。
テニスガット選びに悩んでいる方は、「Gスピン3」をぜひ試してみてください。きっと満足できるガットだと思います。
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12m売りがほとんどですが、12mあれば18×20のラケットでも充分に足ります。
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