RPMデュアルの概要
- メーカー：バボラ
- 定価：2,800円（税抜）
- カラー：ブラック×グレー
- 太さ：1.25mm、1.30mm
- 素材：ポリエステル+シリコンコーティング
- メーカーPR：「RPMブラスト」と、一般プレーヤー向けの柔らかさを持った「RPMチーム」をハイブリッドさせ、より幅広い状況に対しての対応力を持たせた、真の意味でのオールラウンドモデル。
RPMデュアルを実際に打ってみた感想
打感
RPMデュアルは、硬めの打感で衝撃が強いです。私は腕に負担がかかりやすいタイプなので、長時間打っていると疲れてしまいました。
ただし、硬めの打感が好きな人や腕に自信がある人なら気にならないかもしれません。また、使用していくうちに少し柔らかく感じるようになりました。
反発
RPMデュアルは、反発性が高くて飛び出しが早いです。しっかり振り抜けば速いボールが打てますが、上下のコントロールが難しかったです。ネットやアウトが多くなりました。
反発性もテンション維持と同じくらい落ちてきましたが、飛びも抑えられてその結果ミスも少なくなってきました。
スピン・ホールド・コントロール
RPMデュアルは、スピン性能は普通くらいでした。ホールド感はあまり感じられませんでした。
コントロールは、反発性が高くて飛び出しが早いので、難しかったです。思い切って振ると棒玉になってしまいました。反発性が落ちてきたときのほうが、飛んでいかない分コントロールしやすかったです。
サーブ・ボレー・スライス
RPMデュアルは、サーブでは硬めの良い音がして勢いのあるサーブが打てました。スピンもかけやすかったです。
ボレーでは、当てただけだとボールは飛びませんでしたが、これはこれで良い場合もあります。
スライスでは、しっかりスイングしないと勢いがなかったです。
テンション維持
RPMデュアルは、テンション維持性を改善したストリングということですが、私の場合はあまり感じられませんでした。12時間で6.6ポンド落ちました。初日で既に打感の変化を感じました。反発性も落ちてきました。
RPMデュアルの長所、メリット
- 耐久性が高い
- 反発性が高くて速いボールが打てる
- サーブでスピンがかけやすい
- 黒とシルバーの2色がかっこいい
RPMデュアルの短所、デメリット
- 打感が硬くて衝撃が強い
- テンション維持性が低い
- 上下のコントロールが難しい
- スピン性能が普通
RPMデュアルと他のガットの比較
RPMデュアルは、RPMブラストとRPMチームをミックスさせたようなガットです。RPMブラストは、プロや上級者に人気の高いスピン性能に優れたガットです。
RPMチームは、一般プレーヤー向けに柔らかさを持たせたガットです。RPMデュアルは、その中間に位置するガットと言えます。
他のメーカーのガットと比べると、ヨネックスのポリツアースピンGやバボラのRPMパワーに似ています。これらのガットも、飛び出しが早くて反発性が高くて硬めの打感です。
ただし、RPMデュアルはスピン性能は普通です。
RPMデュアルに合うラケット
RPMデュアルは、剛性が高くて反発性が高いガットなので、柔らかめでコントロール重視のラケットに合うと思います。例えば、バボラのピュアストライクやピュアコントロールなどです。逆に、硬めでパワー重視のラケットには合わないと思います。例えば、バボラのピュアドライブやピュアエアロなどです。
RPMデュアルをおすすめしたいプレーヤー
RPMデュアルは、以下のようなプレーヤーにおすすめします。
- 硬めの打感が好きな人
- 腕に自信がある人
- 速いボールを打ちたい人
- サーブでスピンをかけたい人
逆に、以下のようなプレーヤーにはおすすめしません。
- 柔らかめの打感が好きな人
- 腕に負担がかかりやすい人
- 上下のコントロールを重視する人
- スピンを多くかけたい人
まとめ
RPMデュアルは、バボラのポリエステルガットで、2種類の素材を混ぜて耐久性とテンション維持性に優れたスピン性能が持続するという特徴があります。
しかし、打感は硬くて衝撃が強く、反発性が高くて飛び出しが早いので、コントロールが難しいです。スピン性能も普通です。
サーブではスピンがかけやすくて速いボールが打てます。柔らかめでコントロール重視のラケットに合います。硬めの打感が好きで腕に自信がある人や速いボールを打ちたい人におすすめします。
以上が、私が試打したRPMデュアルのレビュー感想です。この記事があなたのガット選びの参考になれば嬉しいです。もし、RPMデュアルに興味がある方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
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