錦織圭選手も愛用するウィルソン ULTRAシリーズから、最新モデル「ULTRA TOUR 95J V4.0」が登場!前作からどのように進化したのか、実際に試打して徹底検証しました。攻撃的なベースライナー必見のレビューをお届けします。
ULTRA TOUR 95J V4.0のスペック
- フェイスサイズ:95平方インチ
- 重量:290g
- バランス:340mm
- 長さ:27.25inch
- フレーム厚:22mm
- ストリングパターン:16×20
実際に打ってみた感想
打感・タッチ
前作よりも打感は少し硬く、しっかりとした手応えを感じます。ボールを捉えた瞬間の衝撃は少なく、コントロールしやすい印象です。フレームのしなりは控えめですが、ボールの回転量を意識的にかけやすいです。
反発、飛び
軽量なラケットとは思えないほどの反発力で、ボールを楽に飛ばすことができます。特にフラット系のショットは、力強い弾道で相手コート深く沈めることができます。
スピン
スピン性能は前作と同様に高く、意図的にスピンをかけることは容易です。しかし、スイング軌道やグリップに意識を集中する必要があり、上級者向けの性能と言えるでしょう。
ストローク
ストロークでは、打点の幅が広く、安定したショットを打つことができます。特に、フラット系のストロークは威力とコントロール性を兼ね備えており、ベースラインからの攻守において大きな武器となります。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
軽量なため、取り回しが非常に良く、素早い動きに対応できます。ボレーやスマッシュは、手首のスナップを効かせた鋭いショットを打つことができます。ネットプレーを得意とする選手にとっては、非常に扱いやすいラケットと言えるでしょう。
サーブ
軽量なラケットですが、しっかりと体重移動を行うことで、威力のあるサーブを打つことができます。スピンサーブも比較的打ちやすく、エースを狙うことも可能です。
操作性、振り抜き
軽量でバランスが良いので、非常に扱いやすく、振り抜きがスムーズです。スイングスピードが速く、スピンをかけることも容易です。
ULTRA TOUR 95J V4.0の長所、メリット
- 軽量で扱いやすい
- 威力のあるフラット系ショット
- 優れたスピン性能
- 安定感のあるストローク
- 素早い動きに対応できる
ULTRA TOUR 95J V4.0の短所、デメリット
- 打感が硬い
- スピン性能は上級者向け
- スイートスポットが小さめ
同メーカーのラケットとの比較
ULTRA 100 V4.0
ULTRA 100 V4.0は、ULTRA TOUR 95J V4.0よりもフェイスサイズが大きく、軽量なため、より楽にボールを飛ばすことができます。しかし、コントロール性はやや劣ります。
CLASH 100L V2.0
CLASH 100L V2.0は、ULTRA TOUR 95J V4.0よりも打感が柔らかく、操作性に優れています。しかし、反発力は低く、威力のあるショットを打つにはスイングスピードが必要です。
他社のライバルラケットとの比較
Babolat Pure Aero VS
Babolat Pure Aero VSは、ULTRA TOUR 95J V4.0よりもスピン性能に優れています。しかし、打感は硬く、コントロール性が劣ります。
Yonex VCORE Pro 97H
Yonex VCORE Pro 97Hは、ULTRA TOUR 95J V4.0よりも打感が柔らかく、コントロール性に優れています。しかし、反発力は低く、威力のあるショットを打つにはスイングスピードが必要です。
ULTRA TOUR 95J V4.0に合うストリング
- Wilson Revolve
- Luxilon Alu Power
- Babolat RPM Blast
ULTRA TOUR 95J V4.0をおすすめしたいプレーヤー
- ベースラインからの攻守を重視するプレーヤー
- 軽量で扱いやすいラケットを求めるプレーヤー
- スピン性能の高いラケットを求めるプレーヤー
まとめ
ウィルソン ULTRA TOUR 95J V4.0は、伝統的な性能を受け継ぎながら、現代的な要素を取り入れた攻撃的なベースライナー向けのラケットです。
軽量で扱いやすく、威力のあるフラット系ショットと優れたスピン性能を兼ね備えています。打感は硬めですが、コントロール性も高く、安定感のあるストロークを実現します。
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