長年テニス界を牽引してきたウィルソンから、革新的なテクノロジーを搭載した新シリーズ「SHIFT」が誕生しました。その中でも、99平方インチのフェイスサイズを持つ「SHIFT 99 V1.0」は、パワーとコントロールを兼ね備えた中上級者向けのモデルです。
プロのブロガー兼ラケットテスターとして活動する筆者は、このSHIFT 99 V1.0を実際に試打し、その性能を徹底検証しました。果たして、伝統と革新が融合したこのラケットは、どのような進化を遂げているのでしょうか?
SHIFT 99 V1.0のスペック
- フェイスサイズ:99平方インチ
- 重量:300g
- バランス:315mm
- ストリングパターン:16×20
- フレーム厚:23mm
- レングス:27インチ
SHIFT 99 V1.0を実際に打ってみた感想
打感・タッチ
打球感の第一印象は、「厚みのある弾力」という言葉が思い浮かびます。従来のウィルソンラケットよりも柔らかい打感でありながら、しっかりと芯を感じられるため、ボールをコントロールしやすいのが特徴です。
反発、飛び
ボールの飛びは良好です。特に、スイング軌道が安定している場合は、楽々とボールを飛ばすことができます。
スピン
スピン性能に優れています。打球時にしっかりとグリップを感じられるため、意図的にスピンをかけることが容易です。
ストローク
フラットストロークでは、ボールの伸びとコントロール性の高さに驚かされました。厚みのある打感と適度な飛びのおかげで、安定感のあるストロークを打つことができます。
スピンストロークでは、スピン量を自在にコントロールできる点が魅力です。強烈なスピンをかけるだけでなく、緩急をつけたスピンストロークも打ちやすいと感じました。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
しっかりとしたフレームのおかげで、ボレーやスマッシュも安定感があります。特に、ネットプレーにおいては、フレームの安定性と操作性の良さが光ります。
サーブ
フラットサーブでは、威力とコントロール性を兼ね備えたサーブが打てます。スピンサーブでは、スピン量を調整しやすい点が魅力です。
操作性、振り抜き
振り抜きは良好です。ヘッドライトのバランスと適度な柔軟性のおかげで、スイング軌道が安定しやすく、長時間のプレーでも疲れにくいと感じました。
(ラケット名)の長所、メリット
- 厚みのある弾力とコントロール性の高い打感
- 優れた反発性能と飛び
- 自在にコントロールできるスピン性能
- 安定感のあるストローク
- 操作性と安定性を兼ね備えたネットプレー
- 威力とコントロール性を兼ね備えたサーブ
- 優れた振り抜き
(ラケット名)の短所、デメリット
- パワー不足を感じやすい
(ラケット名)と同メーカーのラケットとの比較
– ブレード 98 V8
ブレード 98 V8は、SHIFT 99 V1.0よりも操作性に優れています。しかし、反発性能と飛びはSHIFT 99 V1.0の方が優れています。
– クラッシュ 100 V2
クラッシュ 100 V2は、SHIFT 99 V1.0よりも柔らかい打感と優れたスピン性能を持っています。しかし、コントロール性と安定性はSHIFT 99 V1.0の方が優れています。
(ラケット名)と他社のライバルラケットとの比較
– バボラ ピュアアエロ VS
ピュアアエロ VSは、SHIFT 99 V1.0よりもスピン性能に優れています。しかし、打球感の厚みと安定性はSHIFT 99 V1.0の方が優れています。
– ヨネックス Vコア 98
Vコア 98は、SHIFT 99 V1.0よりも操作性に優れています。しかし、反発性能と飛びはSHIFT 99 V1.0の方が優れています
(ラケット名)に合うストリング、ガット
- ウィルソン NXT:柔らかい打感とスピン性能を向上させたい
- バボラ RPM ブラスト:反発性能とパワーを向上させたい
(ラケット名)をおすすめしたいプレーヤー
- 中上級者
- パワフルなストロークを打ちたい人
- コントロール性の高いストロークを打ちたい人
- スピン量の多いショットを打ちたい人
まとめ
ウィルソン SHIFT 99 V1.0は、伝統的なウィルソンの性能を受け継ぎながら、革新的なテクノロジーによって進化を遂げたラケットです。
厚みのある弾力とコントロール性の高い打感、優れた反発性能と飛び、自在にコントロールできるスピン性能など、多くの魅力を備えています。
中上級者で、パワフルなストロークとコントロール性の高いストロークを打ちたい方におすすめです。
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