スピン性能と柔らかい打感を両立し、オールコートを制圧したいテニスプレーヤーは多い。しかし、多くの場合、どちらか一方を犠牲にしなければならないジレンマがあった。そんな中、近年注目を集めているのが、新素材「トロライン」を使用したストリング「キャビア」だ。
本記事では、実際にキャビアを試打したレビューをお届けする。従来のポリエステルガットとの比較、長所・短所、おすすめのプレーヤーなどを詳しく解説していく。
トロライン キャビアの概要
キャビアは、オールコートプレイヤー向けに設計された六角形型のポリエステルマルチフィラメントガット。従来のポリエステルガットよりもスピン性能と柔らかい打感を両立させたのが特徴だ。
公式サイト情報
- 素材:Co-Polyester マルチフィラメント
- ゲージ:1.16mm
- 長さ:12m
- カラー:イエロー
キャビアを実際に打ってみた感想
実際にキャビアを打ってみて、まず感じたのは打感の柔らかさだ。従来のポリエステルガットにありがちな硬さはなく、ボールをしっかりとホールドしてくれる感覚があった。
スピン性能は非常に高く、軽く打ってもボールにしっかりと回転がかかる。コントロール性能も高く、狙ったところにボールを打ち込むことができた。
さらに、従来のポリエステルガットよりもパワーがあり、楽にボールを飛ばすことができた。
キャビアの長所、メリット
- 柔らかい打感
- 高いスピン性能
- 従来のポリエステルガットよりもパワーがある
キャビアの短所、デメリット
- ナイロンガットよりテンション維持性が悪い
- 細いので人によってはコントロールを損なう
キャビアと他のガットの比較
- スピン性能: ナイロンガットと同等、ポリエステルガットの中ではトップクラス
- コントロール性能: ナイロンガットと同等、ポリエステルガットの中ではトップクラス
- パワー: ナイロンガットより高い、ポリエステルガットの中では平均
- 耐久性: ナイロンガットより高い、ポリエステルガットの中では平均
キャビアに合うラケット
- スピン性能を活かしたいラケット
- コントロール性能を重視するラケット
- 軽量なラケット
キャビアをおすすめしたいプレーヤー
- スピンを武器とするプレーヤー
- コントロール重視のプレーヤー
- 腕力に自信がないプレーヤー
- 打感の柔らかいポリエステルガットを求めるプレーヤー
- ジュニア選手
まとめ
キャビアは、スピン性能、打感の柔らかさ、コントロール性能、パワー、耐久性を兼ね備えた新世代ガット。従来のポリエステルガットの概念を覆す性能を持つストリングと言えるだろう。
コメント一覧