今回は、ヨネックスのポリエステルストリングの中でもスピン性能に特化した「ポリツアースピン」を実際に試打してみました。このストリングは、西岡良仁選手が過去に使用していた事でも有名ですね。
この記事では、ポリツアースピンの概要や特徴、実際に打ってみた感想、長所や短所、他のガットとの比較、合うラケットやプレーヤーなどを紹介していきます。ポリツアースピンに興味がある方はぜひ参考にしてください。
ポリツアースピンの概要
ポリツアースピンは、ヨネックスが販売しているポリエステルストリングの一種です。ポリエステルストリングとは、ポリエステルという素材で作られたストリングで、硬くて耐久性が高く、スピン性能が優れていることが特徴です。
ポリツアースピンは、その中でも5角形の断面形状をしており、エッジが強く効いていることでボールを引っ掛けてくれるような感触があります。
また、硬めでシャープな打球感で、スイングパワーを余すことなくスピンに変換してくれるという性能も持っています。
ポリツアースピンは、1.20mmと1.25mmの2種類の太さがあります。色はコバルトブルーとブラックから選べます。
ポリツアースピンを実際に打ってみた感想
では、実際にポリツアースピンを試打してみた感想をお伝えします。私は1.25mmのコバルトブルーを選びました。
打球感:硬め
打ってみた最初の印象として、硬さが際立ちました。同じ1.25mmのポリツアープロやポリツアーストライクと比べても、明らかに硬さが目立ちます。
インパクト時に強い衝撃が来るので、手首や肘に不安がある方は避けた方が良さそうです。 ただ、硬さがある分、速いスイングでのたわみ過ぎを防ぐことができます。
パワーのあるプレイヤーやスイングの速いストローカーなら、強烈なスピンを打ち込むのに適したストリングだと思います。
スピン性能:かけやすい
次に感じたのは、ボールの引っ掛かりが非常に強いことでした。5角形ガットなので、ボールが引っかかるような感触が強いです。
弾道は非常に上げやすく、強いスピンボールを打つことができました。
ポリツアースピンの長所、メリット
ポリツアースピンの長所やメリットをまとめてみました。
- 強い引っ掛かりで高い弾道のスピンボールを打てる
- 硬めでシャープな打球感でパワーロスしない
- 耐久性が高くコスパが良い
- 西岡良仁選手が使用している信頼性
ポリツアースピンの短所、デメリット
ポリツアースピンの短所やデメリットをまとめてみました。
- 打感が硬くて重く、手首や肘に負担がかかる
- 反発力や弾きが少なく、アシストは期待できない
- 張りづらく、メインストリングを削ってしまう可能性がある
ポリツアースピンと他のガットの比較
ポリツアースピンと他のガットとの比較をしてみました。同じポリエステルストリングでも、断面形状や素材、硬さなどによって特徴や性能が異なります。自分のプレースタイルや好みに合わせて選んでみてください。
ポリツアープロ
ポリツアープロは、ポリエステルストリングの中でも柔らかめで弾きのある打球感が特徴です。 プロからも信頼されているロングセラーモデルで、腕やひじに優しいソフトフィーリングです。
ポリツアースピンと比べると、反発力や弾きは高めですが、引っ掛かりやスピン性能は劣ります。 スピード系よりもフィーリング系を求める人におすすめです。
ポリツアーレブ
ポリツアーレブは、ヨネックスが2020年に発売したポリエステルストリングです。8角形の断面形状と、シリコーンオイルをストリング内部まで浸透させる「SIF製法」という独自の技術により、スピン性能が持続することが特徴です。
ポリツアースピンと比べると、反発力や弾きが高めで、飛びの良いストリングです。 しかし、打感は曇り気味で重く、抜ける球が多いと感じるかもしれません。
スピン性能はポリツアースピンよりも劣りませんが、引っ掛かり感はやや弱めです。 高いパワーとスピン性能を求めるプレイヤーにおすすめです。
ポリツアースピンに合うラケット
ポリツアースピンは、硬めでシャープな打球感と強烈なスピン性能が魅力的なストリングです。そのため、以下のようなラケットに合うと思います。
- ヘッドサイズが小さくてコントロール性の高いラケット
- スイングウェイトが重くてパワーのあるラケット
- ストリングパターンがオープンでスピン性能の高いラケット
具体的には、バボラ ピュアストライク16/19やウィルソン ブレード98 16×19などがおすすめです。
ポリツアースピンをおすすめしたいプレーヤー
ポリツアースピンをおすすめしたいプレーヤーは以下のような方です。
- スピード系のストローカーで、スイングパワーがある方
- スピンボールを多用して相手コートに打ち込みたい方
- 打感の硬さや重さに耐えられる方
- 耐久性やコスパを重視する方
まとめ
以上、ポリツアースピンを実際に試打したレビュー感想のブログ記事でした。ポリツアースピンは、硬めでシャープな打球感と強烈なスピン性能が魅力的なストリングです。
5角形のエッジが鋭く効いて、高い弾道のスピンボールを打ち出せます。耐久性も高く、西岡良仁選手も過去に使用しています。
ただし、打感は硬くて重く、手首や肘に負担がかかる可能性があります。
また、反発力や弾きは少なく、アシストは期待できません。スピード系のストローカーやスピン系のプレイヤーにおすすめです。
ヨネックス ポリツアースピンを最安値で買うのは通販がおすすめ!
通販で売られているガットは日本の商社を通さずに海外から仕入れているものが多いため、安く購入する事ができます。
ロールガットを1張り分に切り売りしているものが安いです。
12m売りがほとんどですが、12mあれば18×20のラケットでも充分に足ります。
スポーツ量販店に持ち込むと張り代が高いので、地元のテニスショップかテニスコート、スクールに手あたり次第電話でお値段を聞いてみるのがおすすめです。
トータルで1000円以上安くなることもあるのでチェックしてみてくださいね!
コメント一覧