テニスガットのインプレです。
今回はルキシロンのアルパワー フローロを試打した感想をレビューさせて頂きます。
【使用ラケット】
バボラ ピュアアエロ
【ゲージ(太さ)】
1.23mm 展開
【テンション】
50lbs(ポンド)
1.23mmを試打しました。
錦織圭選手はルキシロンガットを使用していますが、ガット使用歴をさかのぼると、
【現在】エレメント→4Gソフト→4Gラフ→4G→アルパワーフローロ【過去】
となっています。
ジュニア時代から気に入って使用していたガットです。
ホールド感、パワー、スピンコントロール、どれを取っても優れているアルパワーですが、それが優しくなったバージョンです。
フローロカーボンという素材を使用する事により、マイルドな打球感を実現したガット、との事です。
アルパワーは打球時にとても柔らかく感じられるガットですが、ポリはポリなので打球衝撃が強いですし、
ある程度、食いつかせるパワーが無いと柔らかく感じれません。
きっと楽に飛ばせるように開発したガットなのだろうと予想し、テストしてみたいと思います。
アルパワーフローロの公式コメント
“フローロ・カーボン”を採用することで、パワーの中にも、ボールを包み込むしなやかなフィーリングを実現したALUPOWER。
ポリの硬さを和らげることに成功したモデル。K・カネピなどが使用。出典:ウィルソン – ルキシロン アルパワーフローロ123
アルパワーフローロを実際に打ってみた感想
・楽に飛ぶが、アルパワーほど飛ばない。
・柔らかいがスピンもかけやすい。
アルパワーと比較すると非常に楽にボールが打てます。
楽にボールが打てる割にはコントロール性は高いので好印象です^^
アルパワーフローロの長所
ホールド感は高いです。
アルパワーほどではないですがパワーが乗せやすく、パワーロスしにくいです。
少ない力で楽にボールが食い付くのでミスヒットはアルパワーより減りました。
アルパワーよりも若干引っかける感触が良く、スピンコントロールがしやすいです。
ボレーも同様、楽ですよ^^
アルパワーフローロの短所
アルパワーと同様、テンション維持性です。
10時間ぐらいプレイするともう緩んでいる事がわかり、独特の振動が伝わってきます。
ただ、私は緩んだ状態でも気になりませんし、緩んでも反発力は残っているので、巷では一般プレーヤーには向かないとの事ですが、慣れと好みによっては一般使用も問題ないと思います。
テンション維持性の問題を除けば、アルパワーと同じくらいおすすめしたいガットです^^
他のガットとの比較
アルパワーと比較すると、擦るスピンがかけやすく、タッチが良く、反発性はやや下がり、ホールド感は高いです。
柔らかくて腕にも優しいと思います。
アルパワーソフトと比較すると、スピンもタッチも良く、楽に飛ばせます。
ソフトの方が悪く言えばしんどいガットです。
アルパワーフローロをおすすめしたいプレーヤー
・楽に極上のホールド感を求める方
に向いていると思います。
アルパワーと同様、バランスが良いので何にでも合うガットだと思います。
ピュアドライブやEZONE98等のラウンド形状のラケットでも、
CX2.0TOURやプロスタッフ97等のボックス形状のラケットに合わせても違和感は無いはずです。
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