「軽量ラケットはパワー不足」「スピン性能が劣る」というイメージを覆す、テクニファイバーの新作ラケット「TEMPO 270」が話題だ。軽量ながらパワフルな打感と、スピン性能の高さで多くのテニス愛好家を魅了している。
ブロガー兼ラケットテスターである私も、実際にTEMPO 270を試打する機会を得た。本記事では、TEMPO 270の詳細なスペックと、実際に打ってみた率直な感想をレビュー形式でお伝えする。軽量ラケットの概念を覆す、TEMPO 270の真髄に迫っていきたい。
TEMPO 270のスペック
- フェイス面積:100平方インチ
- 重量:270g
- フレーム厚:24 – 25 – 26 mm
- バランス:335mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケット長:26.5inch
TEMPO 270を実際に打ってみた感想
打感・タッチ
TEMPO 270を手にした瞬間、その軽さに驚かされる。しかし、実際に打ってみると、軽さを感じさせないパワフルな打感に圧倒される。ボールをしっかりと捉えたときの感触は非常に心地よく、打球のコントロールも容易だ。
反発、飛び
軽量ラケットとは思えないほどの反発力で、ボールを楽々と飛ばすことができる。特に、ストロークではボールに力を伝えることなく、軽快なスイングで鋭い打球を放つことができた。
スピン
TEMPO 270は、スピン性能も非常に高い。打球に強烈なスピンをかけることができ、相手コートに深く沈めるショットや、ライジングショットも思いのままに打つことができた。
ストローク
TEMPO 270は、軽量で操作性に優れているため、ストロークが非常に打ちやすい。特に、フラットストロークとスピンストロークは、思い通りの軌道で打つことができた。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
軽量で取り回しが良いため、ボレーやスマッシュなどのネットプレーも非常に快適だ。素早い動きでボールに対応することができ、積極的にネットプレーを仕掛けることができた。
サーブ
軽量ラケットであるため、サーブの威力は期待していなかった。しかし、実際に打ってみると、想像以上のスピードとスピンをかけることができた。特に、フラットサーブとスピンサーブは、相手にとって非常に厄介なサーブになった。
操作性、振り抜き
TEMPO 270は、非常に軽量で操作性に優れているため、女性やジュニア選手にもおすすめだ。また、軽量で振り抜きが良いので、体力に自信がない方でも楽にスイングすることができる。
TEMPO 270の長所、メリット
- 驚異的なパワーとスピン性能
- 軽量で操作性に優れている
- 振り抜きが良い
- 幅広いレベルのプレーヤーに対応
TEMPO 270の短所、デメリット
- 上級者には物足りないパワー
- 打球感に物足りなさを感じる人もいる
他社ライバルラケットとの比較
ウィルソン ウルトラ 100L
TEMPO 270と同様の軽量ラケット。TEMPO 270より反発力が高い。
バボラ ピュアドライブ チーム 2021
TEMPO 270より重量があり、よりパワフルな打感を求めるプレーヤーにおすすめ。
TEMPO 270に合うストリング
テクニファイバー X-ONE Biphase
スピン性能とコントロール性を向上させたいプレーヤーにおすすめ。ナイロンマルチ。
バボラ RPM ブラスト
パワーとスピン性能をさらに高めたいプレーヤーにおすすめ。ポリエステルガット。
TEMPO 270をおすすめしたいプレーヤー
- 軽量で操作性に優れたラケットを求めている
- パワフルな打球とスピン性能を求めている
- 幅広いレベルのプレーヤー
まとめ
TEMPO 270は、軽量ラケットの常識を覆す、驚異のパワーとスピン性能を備えたラケットだ。軽量で操作性に優れているため、幅広いレベルのプレーヤーにおすすめできる。
コメント一覧