今回は、バボラの人気シリーズ「ピュアドライブ」の最軽量モデルである「ピュアドライブスーパーライト」を実際に試打してみました。
このラケットは、270gという軽さと、パワーとスピンのバランスが良いという特徴があります。
では、どんな感じで打てるのでしょうか?詳しくレビューしていきます。
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルのスペック
まずは、このラケットのスペックを見てみましょう。
項目 | 数値 |
---|---|
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 270g |
バランスポイント | 330mm |
フレーム厚 | 23~26mm |
ストリングパターン | 16×19 |
このラケットは、ピュアドライブシリーズの中でも最も軽く、操作性が高いです。また、バランスポイントが330mmということは、トップライトで振り抜きやすいということですね。
フレーム厚は23~26mmということは、反発力が高くて飛びやすいということです。
ストリングパターンは16×19ということは、回転がかけやすいということですね。
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルを実際に打ってみた感想
では、実際にこのラケットを打ってみた感想を、各種ショットごとに書いていきます。
打感・タッチ
このラケットの打感は、やや柔らかめでクリアな感じです。インパクト時にボールをしっかりつかんでくれる感覚があります。
また、面の安定性が高くて打ち負けにくいです。軽量ラケットにありがちなぶれや振動も少なくて快適です。
反発・飛び
このラケットの反発力は非常に高くて、ボールがよく飛びます。軽くてもパワフルなショットが打てるので、力に自信がない方でも楽しめると思います。
ただし、飛びすぎてコントロールが難しいと感じる場合もあるかもしれません。その場合は、ガットのテンションを高めにしたり、回転をかけたりすると良いでしょう。
スピン
このラケットは、回転がかけやすいです。ストリングパターンが16×19ということもありますが、フレームの形状や素材もスピン性能に貢献していると思います。
特にトップスピンは、ボールがしっかりかかって曲がっていきます。スライスも滑らかに切れて低く沈みます。
ストローク
ストロークは、このラケットの得意なショットです。軽くてもしっかりとした打感と飛びで、相手にプレッシャーをかけられます。
また、操作性が高くて振り抜きやすいので、コースを狙ったり、角度をつけたりするのも容易です。
ただし、飛びすぎてオーバーすることもあるので、スイングスピードやインパクトポイントに注意しましょう。
ボレー・スマッシュ・ネットプレー
ボレー・スマッシュ・ネットプレーも、このラケットは得意です。軽くて取り回しやすくて反応が良いので、素早くポジショニングして打ち返せます。
また、打感が柔らかくてボールをしっかりキャッチしてくれるので、タッチやコントロールもしやすいです。
サーブ
サーブは、このラケットはそこそこ得意です。軽くて振り抜きやすくて反発力が高いので、スピードやスピンを出しやすいです。
ただし、重量が少ない分、安定性や威力に欠ける場合もあります。その場合は、グリップサイズやウェイトを調整したりすると良いでしょう。
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルの長所・メリット
このラケットの長所・メリットは次のとおりです。
- 軽くて操作性が高い
- 反発力が高くてボールがよく飛ぶ
- 回転がかけやすい
- 打感が柔らかくて快適
- 面の安定性が高くて打ち負けにくい
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルの短所・デメリット
このラケットの短所・デメリットは次のとおりです。
- 飛びすぎてコントロールが難しい場合がある
- 重量が少ない分、安定性や威力に欠ける場合がある
- 打感が柔らかすぎてしなり感が足りない場合がある
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルとライバルラケットの比較
このラケットと同じような特徴を持つライバルラケットは次のとおりです。
- ウイルソン ウルトラ 100L V3.0
- ヘッド エクストリーム ライト
- ヨネックス EZONE 100L
これらのラケットも、軽量でパワーとスピンのバランスが良いです。では、どうやって選ぶのでしょうか?それぞれの違いを簡単にまとめてみました。
項目 | ピュアドライブスーパーライト | ウルトラ 100L V3.0 | エクストリーム ライト | EZONE 100L |
---|---|---|---|---|
重さ | 270g | 277g | 275g | 285g |
バランスポイント | 330mm | 325mm | 335mm | 330mm |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 | 16×19 | 16×18 |
打感・タッチ | 柔らかめでクリア | 硬めでシャープ | 柔らかめでしなり感あり | 中間でしっかり感あり |
反発・飛び | 高い | 高い | 高い | 高い |
スピン | よくかかる | よくかかる | よくかかる | よくかかる |
コントロール | 普通 | 普通~やや高い | 普通~やや低い | 普通~やや高い |
基本的には、どのラケットも軽量でパワーとスピンが出しやすいですが、細かなニュアンスは異なります。打感やタッチは好みによって違うと思いますが、一般的には柔らかめの方が快適で、硬めの方が反応が良いです。
反発や飛びはどれも高いですが、バランスポイントやフレーム厚によって振り抜きやすさや安定性に差があります。
ストリングパターンは16×19が多いですが、EZONE 100Lは16×18ということで、少し回転がかけにくくなっています。
コントロールはどれも普通程度ですが、重量や打感によって微妙に変わります。
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルに合うストリング・ガット
このラケットに合うストリング・ガットは次のとおりです。
- ポリエステル系:RPM Blast / RPM Power / RPM Rough
- マルチフィラメント系:Xcel / Addiction / Origin
- ポリアミド系:Synthetic Gut / SG Spiraltek
ポリエステル系は、耐久性と回転性能が高くて、パワーを抑える効果があります。このラケットは飛びすぎる場合もあるので、ポリエステル系を選ぶと良いでしょう。ただし、打感が硬くなりますし、テンションが落ちやすいので注意しましょう。RPM Blastは定番のポリガットで、スピンとコントロールが高いです。RPM Powerは新しいポリガットで、パワーとフィーリングが高いです。RPM Roughは表面がザラついたポリガットで、スピンとパワーが高いです。
マルチフィラメント系は、打感が柔らかくて快適で、パワーとフィーリングが高いです。このラケットは打感が柔らかめなので、マルチフィラメント系を選ぶとさらに柔らかくなります。ただし、耐久性と回転性能が低いので注意しましょう。Xcelは定番のマルチガットで、快適さとパワーが高いです。Addictionは新しいマルチガットで、快適さとスピンが高いです。Originは天然腸に近いマルチガットで、フィーリングとコントロールが高いです。
ポリアミド系は、打感が中間でバランスが良くて、コストパフォーマンスが高いです。このラケットは打感が柔らかめなので、ポリアミド系を選ぶと少し硬くなります。ただし、耐久性と回転性能はそれほど高くないので注意しましょう。Synthetic Gutは定番のポリアミドガットで、バランスとコストパフォーマンスが高いです。SG Spiraltekは新しいポリアミドガットで、耐久性とスピンが高めです。
バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルをおすすめしたいプレーヤー
このラケットをおすすめしたいプレーヤーは次のとおりです。
- 軽量ラケットを好む方
- パワーとスピンを出したい方
- 打感が柔らかめで快適なラケットを求める方
- オールラウンドにプレーしたい方
- ジュニアからシニアまで幅広い年齢層の方
まとめ
以上、バボラ ピュアドライブスーパーライト 2021年モデルのインプレ・評価・レビューでした。このラケットは、270gという軽さと、パワーとスピンのバランスが良いという特徴があります。
打感も柔らかめでクリアで快適です。操作性も高くて振り抜きやすくて面安定性も高いです。
飛びすぎてコントロールが難しい場合や重量不足を感じる場合もあるかもしれませんが、それ以外は非常に扱いやすくて楽しいラケットだと思います。軽量ラケットをお探しの方におすすめです。
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