今回は、テクニファイバーのポリエステルガット、レッドコードを試打してみました。レッドコードは、真っ赤な色とがっしりとしたホールド感が特徴のポリガットです。この記事では、レッドコードの概要と、実際に打ってみた感想をお伝えします。
テクニファイバー レッドコードの概要
テクニファイバーは、フランスのテニス用品メーカーで、特にガットやラケットの分野で高い評価を得ています。レッドコードは、テクニファイバーの看板ポリエステルガットのひとつで、J.イズナーなどのプロ選手も使用しています。
レッドコードは、ポリエステル素材で作られたモノフィラメント(一本糸)のガットで、断面形状は円形です。太さは1.20mm、1.25mm、1.30mmの3種類があります。色はレッド(赤)のみです。
レッドコードの特徴は、控えめな反発性能としっかりとしたホールド感です。ボールを強く潰して打ち込めるため、コントロール性能が高く、パワーヒッターに向いています。また、低音のパスパスしたした打ち心地も魅力的です。
テクニファイバー レッドコードを実際に打ってみた感想
それでは、実際にレッドコードを打ってみた感想をお伝えします。私は主にフラット系ショットを多用するストローカーです。以下の項目に分けて評価していきます。
- 反発性能
- スピン性能
- テンション維持性能
- 打球感
反発性能
レッドコードの反発性能は、控えめだと感じました。ボールがフェイスに乗る時間が長く、しっかりと受け止める感覚があります。そのため、飛びすぎることなく、安心してボールを潰して打ち込めます。
反発性能が控えめな分、パワーが必要だと感じました。私は50ポンドで張りましたが、もう少しテンションを下げても良かったかもしれません。パワーに自信のない方や薄ラケットを使っている方は、テンションを調整する必要があると思います。
スピン性能
レッドコードのスピン性能は、標準だと感じました。ボールをしっかりと掴んでスピンをかけることができますが、特別に高いわけではありません。多角形のガットに比べると、スナップバック(ガットが元に戻る力)が弱いのかもしれません。
私はフラット系ショットが多いので、スピン性能はあまり気になりませんでしたが、トップスピンやスライスを多用する方は、もう少しスピン性能が欲しいと感じるかもしれません。その場合は、多角形のブラックコードなどを試してみると良いでしょう。
テンション維持性能
レッドコードのテンション維持性能は、やや控えめだと感じました。張りたてはがっしりとしたホールド感がありましたが、徐々にぶにっとしたホールド感に変わってきました。それでも、他の性能が大きく変わる感じはなかったので、頻繁に張り替えないといけないガットではないと思います。
打球感
レッドコードの打球感は、低音気味のバスっとした打ち応えのある打球感です。受け止めるフィーリングが強く、ボールタッチが良いです。コントロールしやすいストリングです。柔らかくというよりは硬くという印象ですが、痛みや振動は感じませんでした。
私はこの打球感が好きです。ボールをしっかり潰して打ち込める感覚が気持ち良いです。人によっては硬すぎると感じたり、インパクトで重さを感じたりするかもしれませんが、私にはちょうど良かったです。
テクニファイバー レッドコードの長所・メリット
レッドコードの長所・メリットは以下の通りです。
- コントロール性能が高い
- しっかりとした打ちごたえがある
- 耐久性が高い
- コスパが良い
テクニファイバー レッドコードの短所・デメリット
レッドコードの短所・デメリットは以下の通りです。
- 反発性能が控えめ
- スピン性能が標準
- テンション維持性能がやや控えめ
- 硬く感じる場合がある
テクニファイバー レッドコードと他のガットの比較
レッドコードと他のガットを比較してみましょう。以下の表にまとめました。
ガット名 | 反発性能 | スピン性能 | テンション維持性能 | 打球感 |
---|---|---|---|---|
レッドコード | 控えめ | 標準 | やや控えめ | 低音のパスパスした打ちごたえ |
アイスコード | 標準 | 標準 | 標準 | しっとり柔らかめの打感 |
レーザーコード | 高め | 標準 | 高め | しっかりとした打感 |
ブラックコード | 標準 | 高め | やや控えめ | グッというホールド感 |
レッドコードは、反発性能が控えめで、スピン性能も標準なので、フラット系ショットを多用するパワーヒッターに向いています。アイスコードは、反発性能もスピン性能も標準で、しっとり柔らかめの打感が特徴です。レーザーコードは、反発性能が高めで、しっかりとした打感があります。ブラックコードは、スピン性能が高めで、グッというホールド感があります。
テクニファイバー レッドコードに合うラケット
レッドコードは、反発性能が控えめなので、パワーのあるラケットに合わせると良いでしょう。また、低弾道で飛びすぎないので、面の大きなラケットにも合います。
私はバボラのピュアドライブに張りましたが、非常に相性が良かったです。他にも、ヘッドのスピードやウィルソンのウルトラなどのパワーラケットにもおすすめです。
テクニファイバー レッドコードをおすすめしたいプレーヤー
レッドコードをおすすめしたいプレーヤーは以下のような方です。
- フラット系ショットを多用する方
- コントロールと打ちごたえを求める方
- 耐久性とコスパを重視する方
- 真っ赤な色が好きな方
逆に、レッドコードをおすすめしないプレーヤーは以下のような方です。
- パワーに自信のない方
- スピン系ショットを多用する方
- 柔らかく優しい打感を求める方
- 赤色が苦手な方
まとめ
以上が、テクニファイバー レッドコードを試打してみたレビュー感想でした。レッドコードは、控えめな反発性能としっかりとしたホールド感が魅力的なポリガットです。パワーヒッターやフラット系ショットが得意なプレーヤーにおすすめです。真っ赤な色もインパクトがありますね。
レッドコードに興味のある方は、ぜひ一度試してみてください。私はとても気に入りました。テクニファイバーの他のガットも気になりますね。
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