今回は、ゴーセンから発売されているポリエステル系のストリング、ポリブレイクを試打してみました。
ポリブレイクは、耐久性とソフトな打球感をハイレベルで兼ね備えたハードヒッターモデルとして、ゴーセンが自信を持っておすすめするガットです。
実際に打ってみた感想や、長所・短所、他のガットとの比較などをお伝えしていきます。
ゴーセン ポリブレイクの概要
まずは、ポリブレイクの基本的な情報をご紹介します。
- メーカー:ゴーセン(GOSEN)
- 製品名:ポリブレイク(POLYBREAK)
- 素材:ポリエステルモノフィラメント
- 断面形状:円形
- 構造:海島構造(中に3本の細い糸が通る)
- 太さ:1.20/1.24/1.31mm
- 色:ホワイト、ブラック
- 使用プロ(過去含む):望月勇希など
ポリブレイクは、10年以上前に発売されたロングセラーモデルで、ゴーセンの他のポリラインナップに、G-TOURやエッグパワーといった知名度もあるストリングがあるのに、わざわざポリブレイクを使っている選手も多いです。
インカレ優勝経験のある望月選手もポリブレイクを使っているそうです。
ゴーセン ポリブレイクを実際に打ってみた感想
それでは、実際にポリブレイクを打ってみた感想をお伝えします。
私は、1.24mm(16Lゲージ)のブラックを使用しました。
反発性能
反発力は標準的なレベルだと感じました。
やや硬質気味な打感から、パワフルなボールが飛びます。
ボールスピードも速めだと思います。
軽いタッチでボールが飛び、しっかり振り抜くと飛びが控えめになるという特徴があります。
スピン性能
スピン性能は標準的なレベルです。
失速感の少ないスピン系のショットが打ちやすかった印象です。
16ゲージは自分から振っていかないとホールド感は感じられません。
中厚ラケットに張ると飛びの収まりが良い感じになって、薄ラケに張るとしっかりボールが伸びてくれるような感覚です。
潰すスピンよりも転がすスピンの方が掛かりやすいと思います。
テンション維持性能
テンション維持性能は高めだと感じました。
テンション低下はあまり感じられず、使用感も大きく変化しませんでした。
価格も安くてコスパが良いです。
練習量が多い学生にもおすすめできます。
ゴーセン ポリブレイクの長所・メリット
ポリブレイクの長所・メリットをまとめると、以下のようになります。
- 耐久性が高い
- ソフトな打球感を持つ
- スピン系のショットが打ちやすい
- テンション維持性能が高い
- 価格が安い
ゴーセン ポリブレイクの短所・デメリット
ポリブレイクの短所・デメリットをまとめると、以下のようになります。
- 打感がやや硬め
- 当てるだけでは棒球になりやすい
- ホールド感が少ない
ゴーセン ポリブレイクと他のガットの比較
ポリブレイクと他のガットを比較してみました。
RPM ハリケーン(旧:プロハリケーンツアー)
バボラから発売されているRPM ハリケーンは、よ打ちごたえと、ボールの収まりの良さを求める方におすすめです。
RPM ハリケーンも当てるだけだと硬さが出ますが、振っていった際にはポリブレイクよりホールド感が得られやすいでしょう。
エッグパワー
ポリブレイク同様、ゴーセンから発売されているエッグパワーは、打感が柔らかく、反発力もあるので、ポリブレイクよりも扱いやすいと感じる方が多いでしょう。
ただ、テンション維持性能が低いので、メインで使用する場合はロールの購入が必須になります。
ゴーセン ポリブレイクに合うラケット
ポリブレイクに合うラケットは、以下のような特徴を持つものだと思います。
- スイングスピードが速い
- フェイスサイズが大きめ
- フレーム厚さが中厚~厚め
- ストローク重視
ポリブレイクは、やや硬めの打感と反発力がありますが、ホールド感は少ないです。
そのため、スイングスピードが速くてボールをしっかり打ち抜ける方に向いています。
また、フェイスサイズが大きめのラケットだと、ボールの飛びすぎを防ぐことができます。
フレーム厚さが中厚~厚めのラケットだと、ポリブレイクの硬さを和らげることができます。
ストローク重視の方には、ポリブレイクのスピン性能やテンション維持性能が役立ちます。
具体的なラケットの例としては、以下のようなものがあります。
- バボラ ピュアストライク16/19
- ヨネックス EZONE98
- ウィルソン ウルトラ100
- ヘッド グラフィン360+ スピードMP
ゴーセン ポリブレイクをおすすめしたいプレーヤー
ポリブレイクをおすすめしたいプレーヤーは、以下のようなタイプだと思います。
- アグレッシブなプレースタイルを好む方
- パワフルなボールを打ちたい方
- スピン系のショットを多用する方
- 耐久性やコスパを重視する方
ポリブレイクは、アグレッシブなプレースタイルに適したガットです。
パワフルなボールを打ちたい方には、ポリブレイクの反発力やスピードが魅力的です。
スピン系のショットを多用する方には、ポリブレイクのスピン性能や失速感の少なさが有利です。
耐久性やコスパを重視する方には、ポリブレイクのテンション維持性能や価格が嬉しいです。
まとめ
今回は、ゴーセンから発売されているポリエステル系のストリング、ポリブレイクを試打してみました。
ポリブレイクは、耐久性とソフトな打球感をハイレベルで兼ね備えたハードヒッターモデルで、アグレッシブなプレースタイルに適したガットです。
反発力やスピン性能も高く、テンション維持性能も高めです。
価格も安くてコスパが良いです。
やや硬めの打感やホールド感の少なさは好みが分かれるかもしれませんが、自分から積極的に打っていける方にはおすすめできます。
気になる方はぜひ一度お試しください。
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12m売りがほとんどですが、12mあれば18×20のラケットでも充分に足ります。
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