今回は、バボラの人気シリーズ「ピュアドライブ」の最新モデル「ピュアドライブ98」を実際に試打したレビューをお届けします。
このラケットは、パワーと正確さを兼ね備えた中~上級者向けのラケットで、柔らかめの打感と高いスピン性能が特徴です。
この記事では、ピュアドライブ98のスペックやテクノロジー、各種ショットのインプレ、前作との違いや比較、おすすめのストリングやプレーヤーなどを紹介します。
ピュアドライブ98はあなたに合っているでしょうか?ぜひ最後まで読んで確かめてみてください。
ピュアドライブ98のスペック
まずは、ピュアドライブ98のスペックを見てみましょう。
項目 | 数値 |
---|---|
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ(ストリングなし) | 305g |
バランス(ストリングなし) | 325mm |
フレーム厚 | 21~23mm |
ストリングパターン | 16×19 |
硬さ(RA) | 74 |
ピュアドライブシリーズの中では面が小さく重めのスペックです。バランスは標準より5mm程度ラケットヘッド寄りのトップヘビー系です。
トップヘビー系は遠心力を活かしたハードヒットがしやすく、ストロークやサーブで威力が出しやすい傾向にあります。
ピュアドライブ98を実際に打ってみた感想
次に、ピュアドライブ98を実際に打ってみた感想を各種ショットごとに紹介します。
打感・タッチ
ピュアドライブ98は柔らかめの打感です。ミスヒットするとそれなりに硬さがありますが、スイートスポットできちんと打てると柔らかい打ち心地です。クリーンヒットした時とミスヒットした時の差がやや大きいです。
球離れは早くも遅くもないです。ガットがたわんでボールをホールドする感じがありつつ、ピュアドライブらしいパワフルにボールが飛び出していく感じもあります。
反発、飛び
反発力はやや強めです。飛びすぎず飛ばなすぎずです。
100インチのピュアドライブ2021より少し飛び控えめ、スピードは出しやすいです。
スピン
スピン性能は高めです。自然に打つとフラットドライブ系のショットになりますが、回転をかけるスイングで打つと山なりに落ちるスピンショットが打ちやすいです。
98平方インチですがスピンはすごくかかります。振れば振るほど回転量も増える感じです。
スライスも結構しっかり回転がかかる印象です。軌道はやや上がりやすいです。
ストローク
柔らかい打感を感じつつ、フラットドライブを安定してコントロールして展開しやすいです。ハードヒットしやすいので、打球の威力もかなり良い感触です。
通常のピュアドライブ2021より打感が柔らかく飛びが少し抑えめで、ボールコントロール性能が高いです。ですがピュアドラらしい反発力はあります。スピンもよくかかります。
ボレー
100インチある通常のピュアドライブほどは楽ではないですが、そこまで難しくもないです。面安定性は高く、しっかりとしたタッチで打てます。
ブロックボレーも威力を出しやすかったです。
サーブ
サーブはピュアドライブ98の得意なショットの一つです。振り抜きやすく、ボールにスピードと回転を与えやすいです。フラットサーブもスライスサーブもキックサーブも打ちやすく、威力とコントロールのバランスが良いです。
前作との違い、比較
ピュアドライブ98は、前作のピュアドライブVS(2019年発売)の後継モデルです。ピュアドライブVSは、ピュアドライブシリーズの中でも精度と安定性を重視したモデルでした。
ピュアドライブ98は、ピュアドライブVSと比較して、以下のような違いがあります。
- フレーム厚が21~23mmになり、反発力が向上した
- バランスポイントが320mmから325mmになり、トップヘビー度が増した
- HTRシステムとSWXピュアフィールを搭載し、パワーと打感が向上した
これらの違いにより、ピュアドライブ98は、ピュアドライブVSよりもパワーとスピン性能が高くなりました。一方で、操作性とコントロール性能はやや低くなりました。
ピュアドライブ98の長所、メリット
ピュアドライブ98の長所やメリットは以下の通りです。
- 柔らかめの打感で手首に優しい
- 適度な飛びでスピード感のあるショットが打てる
- 高いスピン性能で曲がりながら落ちるショットが打てる
- コントロール性能も高く狙った所に打ちやすい
- トップヘビー系で遠心力を活かしたハードヒットが出来る
- サーブで威力と回転を出しやすい
ピュアドライブ98の短所、デメリット
ピュアドライブ98の短所やデメリットは以下の通りです。
- 重量があるので操作性はやや低め
- ミスヒットすると打感が硬くなる
ピュアドライブ98とライバルラケットの比較
ピュアドライブ98と同じくらいのスペックや性能を持つライバルラケットは以下の通りです。
- ウイルソン プロスタッフ 97L
- ヘッド ラジカル MP
- ヨネックス VCORE 98
これらのラケットは、面が98インチで重さが300g前後の中~上級者向けのラケットです。パワーとコントロールのバランスが良く、スピン性能も高いです。
ピュアドライブ98と比較すると、以下のような違いがあります。
- ウイルソン プロスタッフ 97Lは、重さが290gでバランスが315mmと、ピュアドライブ98よりも軽くて操作性が高いです。打感は硬めで反発力は強めです。スピン性能はやや低めです。
- ヘッド ラジカル MPは、重さが300gでバランスが320mmと、ピュアドライブ98よりもやや軽くて操作性が高いです。打感は中間で反発力は適度です。スピン性能は高めです。
- ヨネックス VCORE 98は、重さが305gでバランスが315mmと、ピュアドライブ98とほぼ同じです。打感は柔らかめで反発力は適度です。スピン性能は最も高いです。
ピュアドライブ98に合うストリング、ガット
ピュアドライブ98に合うストリングやガットは以下の通りです。
- バボラ RPMブラスト
- バボラ VSチーム
- バボラ アディクション
これらのストリングは、バボラ製のストリングで、ピュアドライブシリーズにおすすめされています。RPMブラストはポリエステル製で、パワーとスピン性能が高いです。
VSチームはナチュラルガット製で、打感とコントロール性能が高いです。
アディクションはマルチフィラメント製で、打感と反発力が高いです。
これらのストリングを単張りするか、またはハイブリッド張りすることで、ピュアドライブ98の性能を引き出すことができます。
ピュアドライブ98をおすすめしたいプレーヤー
ピュアドライブ98をおすすめしたいプレーヤーは以下の通りです。
- 中~上級者でパワーと正確さを求めるプレーヤー
- 柔らかめの打感を好むプレーヤー
- スピンショットを多用するプレーヤー
- サーブで威力を出したいプレーヤー
まとめ
以上が、バボラ ピュアドライブ98についてのブログ記事の一例でした。この記事では、以下のポイントを紹介しました。
- ピュアドライブ98は、パワーと正確さを兼ね備えた中~上級者向けのラケットである
- 柔らかめの打感と高いスピン性能が特徴である
- 前作のピュアドライブVSと比較して、パワーとスピン性能が向上した
- ライバルラケットと比較して、打感とコントロール性能が優れている
- バボラ製のストリングがおすすめである
ピュアドライブ98は、バボラの人気シリーズ「ピュアドライブ」の最新モデルで、柔らかめの打感と高いスピン性能が特徴の中~上級者向けのラケットです。
パワーと正確さを兼ね備えたプレーがしたい方におすすめです。
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