テニス界に旋風を巻き起こす、ウィルソン「BLADE 98S V9」がついに解禁!前作からさらなる進化を遂げたという噂を聞きつけ、プロのブロガー兼ラケットテスターである私が実際に試打してみた。果たしてその実力は?
スペック
- フェイス面積:98平方インチ
- 重量:295g
- バランス:325mm
- フレーム厚:21mm
- ストリングパターン:18×16
実際に打ってみた感想
打感・タッチ
まず手に取ると、軽量な295gの恩恵で驚きの振り抜きやすさ。前作よりもさらに軽快になった印象だ。しかし、軽量化によるパワー不足は全く感じない。ボールを捉えた瞬間、しっかりと手応えを感じられる打感は、まさに「BLADE」シリーズならでは。
反発、飛び
ボールを捉えた瞬間に感じる弾き感は、まさに「飛び系」と呼ぶにふさわしい。前作よりもさらにパワーアップした反発力は、楽々とボールを飛ばしてくれる。
スピン
独特のしなりと厚みを兼ね備えたフレームは、スピン性能も抜群。意図的にスピンをかけるだけでなく、自然なスイングでもボールにしっかりと回転を与えることができる。
ストローク
軽快な振り抜きやすさとパワフルな反発力により、ストロークでは圧倒的な攻撃力を発揮できる。フラット系のショットはもちろん、スピン系ショットも自在に操れる。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
軽量な295gと優れた操作性により、ボレーやスマッシュなどのネットプレーも軽快にこなせる。フレーム厚が薄いため、ボールコントロールも非常にしやすい。
サーブ
軽量なため、スイングスピードを上げやすく、パワフルなサーブを打つことができる。また、スピン性能も高いため、キレのあるサーブも打つことが可能。
長所、メリット
- 驚異的な振り抜きやすさ
- パワフルな反発力
- 抜群のスピン性能
- 優れた操作性
- 多彩なショットに対応
短所、デメリット
- 打球感は硬め
- 飛びすぎることもある
- スイング軌道が安定しない場合は、コントロールが難しい
同メーカーのラケットとの比較
BLADE 100L V9
- より軽量で扱いやすい
- パワーは控えめ
- 操作性、機動性に優れる
BLADE 104 V9
- よりパワフル
- スピン性能は控えめ
- 安定感、飛距離に優れる
ライバルラケットとの比較
バボラ ピュアアエロ
- より打球感は柔らかい
- スピン性能は同等
- 操作性はBLADE 98S V9の方が優
ヨネックス Vコア 95
- より打球感は硬め
- パワーは同等
- スピン性能はVコア 95の方が優れている
おすすめストリング
ナイロンガット
- ウィルソン NXT
- バボラ RPM ブラスト
ポリエステルガット
- ルキシロン アルパワー
おすすめプレーヤー
- 中上級者
- 攻撃的なストロークを好むプレーヤー
- スピンを重視するプレーヤー
- 軽量で扱いやすいラケットを求めるプレーヤー
まとめ
「BLADE 98S V9」は、軽快な振り抜きやすさ、パワフルな反発力、抜群のスピン性能、優れた操作性を兼ね備えた、まさに攻撃的なプレーヤーに最適なラケット。
軽量化による恩恵は大きく、中上級者だけでなく、女性プレーヤーにもおすすめしたい。
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