テニス界を席巻するパワープレイヤーたちの武器として、長年愛されてきたウイルソンのウルトラシリーズ。その最新作であるULTRA TOUR 100 V4.0は、更なる進化を遂げて登場した。
プロのブロガー兼ラケットテスターである私が、実際にV4.0を手に取って試打してみた。果たして、その性能は期待通りだったのか? 徹底的にレビューしていきたい。
ULTRA TOUR 100 V4.0のスペック
- フェイスサイズ:100平方インチ
- 重量:293g
- 長さ:27.25inch
- フレーム厚:22.0mm
- バランス:330mm
- ストリングパターン:16×20
ULTRA TOUR 100 V4.0を実際に打ってみた感想
打感・タッチ
V4.0を初めて手に取った時、まず驚いたのはその軽さだ。293gという重量は、同スペックのラケットの中ではかなり軽量な部類に入る。実際に振ってみても、その軽快さに感動した。
打感は、前作よりもさらにソフトになった印象だ。ボールを捉えた瞬間、しっかりと食いついてくれる感触があり、ボールコントロールが非常にしやすい。
反発、飛び
軽量なラケットであるにも関わらず、V4.0は非常にパワフルだ。ボールを打つと、強烈な反発力で弾き飛ばしてくれる。
特に、ストロークではその威力を発揮する。しっかりと振り抜けば、強烈なスピンとパワーを持ったボールを打つことが可能だ。
スピン
V4.0は、スピン性能も非常に高い。打球時にしっかりとボールに食いついてくれるため、意図的にスピンをかけることが容易だ。
特に、フラットなボールに強烈なスピンをかけることができ、相手コート深く沈めることができる。
ストローク
V4.0は、ストロークにおいて非常に扱いやすいラケットだ。軽量で振り抜きが良いため、思い通りのコースにボールを打ち分けることが可能だ。
また、パワフルなだけでなく、コントロール性能も非常に高い。しっかりとスイングすれば、強烈なスピンとパワーを持ったボールを打つことができる。
ボレー、スマッシュ、ネットプレー
V4.0は、軽量で操作性に優れているため、ボレーやスマッシュなどのネットプレーにも非常に適している。
特に、ボレーでは、ラケットヘッドの動きが非常にスムーズで、思い通りのコースにボールを打ち分けることが可能だ。
サーブ
V4.0は、パワフルなサーブを打つことができるラケットだ。軽量で振り抜きが良いため、スイングスピードを上げやすく、強烈なスピンサーブを打つことができる。
また、コントロール性能も高く、狙ったコースにサーブを打ち込むことが可能だ。
ULTRA TOUR 100 V4.0の長所、メリット
- 軽量で振り抜きが良い
- パワフルな打球感
- 非常に高いスピン性能
- 優れたコントロール性能
- ネットプレーに適している
- パワフルなサーブが打てる
ULTRA TOUR 100 V4.0の短所、デメリット
- 293gと軽量なため、パワー不足を感じる人もいるかもしれない
- 前作よりも打感がソフトになったため、硬い打感が好きな人には合わないかもしれない
ULTRA TOUR 100 V4.0と同メーカーのラケットとの比較
ULTRA 100L V4.0
- ULTRA 100L V4.0は、V4.0よりも軽量で280g
- より軽量で扱いやすい
- パワーはV4.0よりも劣る
ULTRA 98 V4.0
- ULTRA 98 V4.0は、V4.0よりもフェイスサイズが小さく98平方インチ
- よりコントロール性能が高い
- パワーはV4.0よりも劣る
ULTRA TOUR 100 V4.0と他社のライバルラケットとの比較
バボラ ピュアドライブ
- バボラ ピュアドライブは、ULTRA TOUR 100 V4.0よりも軽量で285g
- より軽量で扱いやすい
- スピン性能はULTRA TOUR 100 V4.0の方が飛ばない分かかっているように見える。
ULTRA TOUR 100 V4.0に合うストリング、ガット
- ポリエステルガット:スピン性能をさらに高めたい場合
- ナイロンガット:打感の柔らかさを求める場合
- マルチフィラメントガット:パワーとコントロールのバランスを求める場合
ULTRA TOUR 100 V4.0をおすすめしたいプレーヤー
- パワフルなストロークで攻めたいプレーヤー
- スピン性能の高いラケットを求めているプレーヤー
- ネットプレーを積極的に行うプレーヤー
- 軽量で扱いやすいラケットを求めているプレーヤー
まとめ
ULTRA TOUR 100 V4.0は、パワフルな打球感と非常に高いスピン性能、そして優れたコントロール性能を兼ね備えた攻撃的なラケットだ。軽量で振り抜きが良いので、初心者から上級者まで幅広いレベルのプレーヤーにおすすめできる。
特に、ストロークで攻めたいプレーヤーや、スピン性能の高いラケットを求めているプレーヤーには、ぜひ一度試していただきたい。
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